アイビスペイントの線画抽出を使うと、線がめっちゃガタガタになるんですよね。
ところどころ撮影した時の影が残ってしまったり……。
そこで、
【除算を使って綺麗な線画を作る方法】
をご紹介していきます!
たった数ステップこなすだけで
めっちゃ綺麗にアナログ線画を取り込むことができましたよ。
好きな場所から読む
アイビスペイントの除算で綺麗な線画を作るメイキング

まずはアナログで描いた線画をペン入れしてから、スマホで写真撮影をします。
この時、鉛筆やシャーペンの線が残らないように消しゴムをかけましょう。
主線だけをハッキリ描くことで、綺麗な線画を作れますよ。

アイビスペイントのアプリを開いて、データを作成していきます。
「+」マークを押してください。

「写真読み込み」を押して、先ほど撮影したアナログ線画の写真を選びます。

キャンパスサイズは、
- オリジナル
- 推奨
どちらでもOK。
高画質のイラストデータを作るなら、
「オリジナルサイズ」を選択しておきましょう。

「線画抽出をしますか?」はキャンセルします。

- 画面下の設定からレイヤーを開き、
- 「アナログ線画レイヤー」の上にレイヤーを新規作成します。

「新規レイヤー」を選択した状態で、スポイトで色を取ります。
スポイトで用紙部分、
または写真の影部分の色を選んでください。

スポイトで取った色で、画面全体を塗りつぶします。

塗りつぶす時は、
「簡易設定をOFF」
「作業レイヤーを選択」の状態で行ってくださいね。
全体を一回で塗りつぶせて作業がラクになります。

「新規レイヤー」のレイヤー設定は
「除算」に変えましょう。

これで、背景の色が明るくなりました!
まだ用紙の質感が残っています……。
線画を残した状態で画面を真っ白にするには、
数回「除算レイヤー」で色を塗っていきます!

先ほどと同じ要領で「アナログ線画レイヤー」の上に「新規レイヤー」を作り、
背景色で画面を塗りつぶし。
除算レイヤーに設定を変えて背景色を消しました。

用紙質感が完全に消えました!

除算レイヤーは、
アナログ線画レイヤーに「結合」しておきましょう。

全てのレイヤーを結合した状態。

少し線が薄いので、線画の調整をします。
画面下からツール設定を押して、
「明るさ・コントラストの設定」を選択してください。

- 明るさ
- コントラスト
をスライダーで好きなように調整して、チェックマークを押します。

このままでは線画レイヤーの下に色を塗れないので、
線画だけ残して「画面を透明処理」します。
レイヤーの設定画面を開いて、
「白を透過(カラー)」を選択。

線画だけ残して、背景色は透明になりました。

以上で、
線画抽出の方法は終わりです!
アイビスペイントでの線画抽出は「除算」で綺麗になる!
通常の線画抽出をするより、
除算を使ったほうがかなり綺麗になりました。
ちなみに、アイビスペイントで取り込んだ線画に色を塗るとこんな感じです。↓

写真の影が残る!
という場合には、除算をぜひ活用してみてくださいね。